SST（バスに乗る練習）

SST。ソーシャルスキルトレーニングと言うものですが、簡単に言うと「社会で生きて行く為に必要なことを身につけていく練習」ということですね。

今週は、SSTの時間にバスに乗る練習をしました。職員が作ったバス停の前に順番に並び、バスに乗る時にはお金を払う練習もします。実際にイスをバスのように並べて、子供たちに座ってもらいそこからはバスに乗る時のマナーを皆で確認していきます。

特に今週注目してやったのが、お年寄りやお身体の不自由な方、妊婦さんには席を譲りましょうと言うものです。実は私、昨年足を骨折してしまいまして、電車に乗る時に松葉杖をついて乗っていたら、私よりも少し年上のスーツを着た人に席を譲ってもらった経験があります。助かったと思うと同時に嬉しい、そんな気持ちになりました。

そういうエピソードを交えて子供達に「自分の体調が悪い時とかは別として、出来るだけ席を譲るんだよ～」と言うとみんな「分かった！」と言ってくれました。みんな優しい気持ちを持っているんだなと思いました。

私は、社会で生きて行く為に必要なことの中に「優しさ」というのは大きくあると思います。これから、色々なSSTを通じて、それ以外でも子供達の「優しさ」を育んでいけたら良いなと思います。