ソーシャルスキルトレーニングについて

以前にも少し書きましたが、今回はソーシャルスキルトレーニング（SST）について書いていきたいと思います。

ソーシャルスキルトレーニングとは、簡単に言うと、社会で生きて行く為に必要な能力をつけていくトレーニングのことです。

現在たんぽぽでは、主に５つの分野に分けてソーシャルスキルトレーニングを行なっています。１つ目は「参加スキル」で、これは集団に参加するスキルを養うものです。2つ目は「指示・順番待ち」で、これはルールを守り、またかんしゃくを起こさずに待つことを学びます。3つ目は「観察・模倣スキル」で、これは周囲を観察し、模倣する力を養っていきます。4つ目は「自己選択・自己決定」で、これは自分で選び、決定する力を養っていきます。5つ目は「協調運動・感覚統合」で色々な感覚を刺激し、粗大運動・微細運動の協調運動を養っていくものです。

現在たんぽぽでは、この５つのソーシャルスキルトレーニングを1週間の間にバランスよく配置し、また、この５つの他に生活に必要なソーシャルスキルトレーニング（バス・電車などの公共交通機関に乗る練習、お買い物の練習など）も行なっています。

難しいことを書いてあるようにも思えますが、子どもたちに簡単にわかりやすく、かつ楽しくソーシャルスキルトレーニングを行なってもらえるように心がけています。